あなたは高い声でこんな間違いしていませんか?
2021.10.20
こんにちは!😊
埼玉県春日部市のボーカルスクール
リトラボーカルクラブの大塚です!
ボイストレーニングしていますか?♪
今日も楽しく歌ってみましょう!🎙
今日は歌唱時、特に高い声を発声する時にやりがちな間違いを2つ書いてみたいと思います。
もしあなたが今以上に高音発声能力を高めたいのであればぜひこのブログを最後まで読んでくさい。
きっと参考になるはずです!
それではどうぞ!
高い声を出すには力を入れると思っていませんか?
これ、ザ・あるあるです。😅
自分では届かない音程は力づくで出そうとしてしまう。
この傾向の方、本当に多いです。
まず声が高くなる仕組みはこうです。
声帯を薄く引き伸ばして声帯振動数を増やす。
声帯に限って言えば、これが高い声の仕組みです。
例えば、『うちわ』で風を仰ぐ時、
厚みのあるうちわと、薄いうちわだと
仰いでいる時、どちらが高い音が鳴るでしょうか?
お分かりですよね。
薄い方が
時間当たりの空気振動数が増える事で
音が高くなります。
(同じ力量、同じ速度でうちわを仰いだ場合)
あなたが高い音を出そうと一生懸命に力を入れてしまうと、
声帯は厚みを増してしまい、薄く引き伸ばす事が出来ません。
逆に声帯が分厚くなってしまう事で声帯振動数は減ってしまい、
高い声が難しくなってしまいます。
高い声=力を入れる
この思考での高音開発は残念ながらかなり遠回りになってしまうでしょう。
高い声を出すには息をたくさん吐くと思っていませんか?
これも、ザ・あるあるPart II ですね。😅😅
先ほどの『力を入れてしまう』発声法とセットと言っても過言ではありません。💦
力を入れてしまう方は息もたくさん吐いてしまう傾向でもあります。
息を必要以上に吐いてしまうとどうなるでしょうか?
それは、
声がひっくり返りやすくなる(Flip)
吐き出した息が声帯を振動させて口や鼻で共鳴させ、声になります。
これが声の生成プロセス。
声帯を振動させたいのです。
声帯とは筋肉や靭帯を粘膜で包む一対のヒダの事です。
声帯が一対に合わさっている時に地声(表声、胸声、Chest Voice)が生成されます。
つまり、声帯が一対に合わさらずに離れてしまい、粘膜だけで発声された声は裏声(Falsetto)となります。
※声帯図(Wikipedia参照)
2本の声帯ヒダが合わさり地声になります。(右図)
あなたが必要以上に息を吐いてしまうと、声帯ヒダがその圧力(呼気圧)に耐え切れずに
離れてしまいます。
声帯ヒダが離れてしまうと、粘膜だけの発声となってしまい、これが裏声(Falsetto)となる訳です。
声帯が合わさった状態(地声)で高い声を出したいのであれば、
声帯が耐え切れるだけの呼気を流すべきです。
吐きすぎると声がひっくり返ってしまう原因の一つがここにあります。
いかがでしたか?
あなたは上記の間違え、大丈夫ですか?
当然、個人差がありますので力を入れようが、たくさん息を吐こうが
高い声が出せてしまう人もいます。
でも、もしあなたが今の現状で高音がうまく歌えない(出せない)のであれば
力の入れ方や息の吐き方をぜひ見直してみてください。
ほんの少しの調整で今まで出せなかった音域が出せるかもしれませんから!🤗
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
リトラボーカルクラブ
代表/ボイストレーナー
大塚 政幸
ESPミュージカルアカデミー
シンガーソングライターコース卒業
ボーカルを佐藤涼子、ギターを井桁学
各氏に師事
大手ボーカル教室インストラクターを10年以上経験
常時70名の生徒数を抱え年間1700時間のレッスン数
累計800名以上の生徒様が上達を実感
日本音声学会 会員
春日部駅西口 徒歩2分