なんでダメなの胸式呼吸?
2017.04.02
今日は呼吸の種類について書いてみます!
まずは、胸式呼吸から行ってみよ〜!😆
こちら…歌唱時にはあまりおすすめしない呼吸方ですが…😅
]知っておいてください!
みなさんは腹式呼吸って聞いたことありますよね?
体験レッスンでもまず腹式呼吸を身につけたい!
って来られる方もけっこう見受けられます。
では胸式呼吸はご存知ですか?(・・?)
こちらは聞く機会も少ないと思います。
でもこの呼吸方って普段けっこうやってるんですよ!
では胸式呼吸がどんな呼吸方なのかを説明してみますね!😀
一般的には肩や胸が上がる呼吸方を指しています。
全力で走った後、呼吸はゼイゼイしながら肩が大きく上がりますよね?
そう、あの呼吸です。
素早く呼吸ができます!
そう!素早くできます!
…何か…歌に良さそう…(´⊙ω⊙`)
では…
なぜ歌唱時に胸式呼吸は推奨されないのでしょうか?(・・?)
前回書いた横隔膜の話しにも大きく関係します。
まずこの胸式呼吸。胸式って書くくらいなのでご想像の通り肩や胸が大きく持ち上がる呼吸方です。
具体的には胸骨、肩甲骨、鎖骨、そしてそれらに付随する筋肉も持ち上がる呼吸方です。
肩の筋肉や胸筋を主に使う呼吸方なのでお腹の筋肉(腹部筋)はあまり使いません。
腹部筋が使えないので呼吸筋として最も重要な横隔膜の上下運動も小さくなってしまいます。😖
横隔膜が下がらないと肺を大きく使う事もできないので結果として、
吸気量が少なくなってしまうのですね!😣(素早く呼吸はできるが浅い呼吸になりがち)
大きな声や高音発声ではたくさんの呼気を必要とします。
さらには舌骨(アゴとノドの間の骨💀)の位置も上がってしまうため咽頭腔(声を響かせるポイントの一つ)が
狭く(小さく)なってしまい豊かな深い音色も期待できません。
これらの事が歌唱時に胸式呼吸が不向きと言われる理由なのだと僕は思います。😩
経験上、力みが大きい人ほど胸式呼吸になっているように思います。
どうしても胸式呼吸になっちゃう〜って方は椅子に座ってボイトレを受けてみてくださいね!😀
次回は腹式呼吸を書いてみますー!😀
リトラボーカルクラブ
代表/ボイストレーナー
大塚 政幸
ESPミュージカルアカデミー
シンガーソングライターコース卒業
ボーカルを佐藤涼子、ギターを井桁学
各氏に師事
大手ボーカル教室インストラクターを10年以上経験
常時70名の生徒数を抱え年間1700時間のレッスン数
累計700名以上の生徒様が上達を実感
日本音声学会 会員
春日部駅西口 徒歩2分